【ハイフォン市、2025年2月28日】ベトナムにおける国際協力と技術移転を推進する活動の一環として、泉イノベーションはハイフォン市科学技術局と協力し、同市のドソン地区に位置するゴックハイ漁港と、キエンチュイ地区のクアンチャン台風避難停泊地を視察・訪問した。
同日午前、泉イノベーションの調査団はハイフォン市科学技術局を訪問し、会談を行った。会談では、今回の訪問の目的、協力の可能性、特にハイフォン市の漁港ひいてはベトナム全体における日本の先進的な有機廃棄物処理技術の応用について、両者間で活発な意見交換がなされた。
会談後、調査団はハイフォン市科学技術局の代表者と共に、ドソン地区の活気あるゴックハイ漁港を視察した。午後には、一行はキエンチュイ地区の重要な漁業拠点であるクアンチャン台風避難停泊地へと移動し、現地の状況を詳細に視察した。
今回の訪問の主な目的は以下の通りである。
各漁港における現在の操業プロセスと、水産廃棄物処理の実態を詳細に把握する。
日本の持つ先進的な有機廃棄物処理技術の、ベトナムの漁港への応用可能性を多角的に評価する。
CO2排出量を抑制し、高品質なバイオ炭生産に最適な、環境負荷の低い熱水炭化技術を紹介する。
泉イノベーションは、今回の視察とハイフォン市関係機関との協議が、具体的な協力関係の構築に向けた重要な一歩となることを期待している。この協力により、先進技術の導入、環境保護への貢献、そしてベトナム水産産業の持続可能な経済発展に寄与することを目指す。